技術情報


・配管用炭素鋼鋼管

規格(種類の記号) JIS G 3452 SGP
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
15A~100A 鍛 接
25A~500A 電気抵抗溶接
主な特徴と用途 (1)比較的低い圧力[1.0MP(10kgf/cm2)以下]の水・空気・蒸気・油・ガス等の流体の輸送用に使用されます。
(2)使用温度範囲は-15~350℃です。
(3)亜鉛メッキの有無により、黒管と白管の2種類があります。

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・配管用アーク溶接炭素鋼鋼管

規格(種類の記号) JIS G 3457 STPY
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
400A~1400A UOE
400A~2500A スパイラル
~4000A 板巻き
主な特徴と用途 (1)比較的低い圧力[1.5MP(15kgf/cm2)以下]の水・空気・蒸気・油・ガス等の流体の輸送用に使用されます。
(2)使用温度範囲は-15~350℃です。
(3)配管用炭素鋼鋼管(SGP)よりもさらに径の大きな管が必要な時に用いられます。

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・圧力配管用炭素鋼鋼管

規格(種類の記号) JIS G 3454 STPG
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
20A~400A  継目無
10A~600A  電気抵抗溶接
主な特徴と用途 (1)比較的高い圧力[10MP(100kgf/cm2)以下]の水・空気・蒸気・油・ガス等の流体の輸送用に使用されます。
(2)使用温度範囲は-15~350℃です。
(3)主な用途は 
(イ)石油精製、石油化学、
化学工業における各種装置の配管。
(ロ)船舶用配管。
(ハ)高圧ガス配管。
(二)油送管などです。

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・配管用電気抵抗溶接炭素鋼鋼管

規格(種類の記号) STPY 400EQ
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
125A~600A 電気抵抗溶接
主な特徴と用途 (1)製法が電気抵抗溶接であるだけでSTPY400と同じ用途に圧力配管用 炭素鋼鋼管では管厚が適合しない時に使用できます。

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・高圧配管用炭素鋼鋼管

規格(種類の記号) JIS G 3455 STS
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
15A~400A 継目無
主な特徴と用途 (1)圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)の範囲を超える高圧で使用される配管に用いられます。
(2)主な用途は 
(イ)アンモニア合成、メタノール合成工業の高圧配管。
(ロ)尿素プラント用高圧配管
(ハ)ディーゼル船の燃料噴射管などです。
(3)種類は強度レベルで370、410、480の3種類、管厚ではスケジュールNo.で40、60、80、100、120、140、160のシリーズがあります。

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・低温配管用鋼管

規格(種類の記号) JIS G 3460 STPL
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
15A~400A  継目無
25A~400A  電気抵抗溶接
主な特徴と用途 (1)主に-15℃以下の環境での空気・油・ ガス等の流体の輸送用に使用されます
(2)主な用途は 
(イ)エチレン製造設備低温分離装置
(ロ)液化ガス装置
(ハ)酸素発生装置などです。
(3)種類は強度レベルで 380、450、690、の3類、 管厚ではスケジュールNo.で 10、20、30、40、60、80、100、120、140、160のシリーズがあります。
なお、電気抵抗溶接法で製造できるのはSTPL380のみです。

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・高温配管用炭素鋼鋼管

規格(種類の記号) JIS G 3456 STPT
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
15A~400A  継目無
25A~400A  電気抵抗溶接
主な特徴と用途 (1)主に350℃を超え、450℃以下の環境で使用される配管に用いられます。
(2)主な用途は (イ)ボイラーの主配管       
(ロ)石油化学工業の高温流体配管などです。
(3)種類は強度レベルで 370、410、480、の3種類、
管厚ではスケジュールNo.で 10、20、30、40、60、80、100、120、140、160のシリーズがあります。

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・配管用合金鋼鋼管

規格(種類の記号) JIS G 3458 STPA
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
15A~400A 継目無
主な特徴と用途 (1) 主に350℃を超える環境で高圧で使用される配管に用いられます。
(2)主な用途は
(イ)火力発電用の主配管・再熱器管。
(ロ)石油精製の高温高圧配管。などに用いられます。
(3)種類は合金の配合状態により
7種類、管厚ではスケジュールNo.で 10、20、30、40、60、80、100、120、140、160のシリーズがあります。

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・水輸送用塗覆装鋼管

規格(種類の記号) JIS G 3443  STW
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
80A~100A  鍛 接
125A~600A  電気抵抗溶接
400A~1400A  UOE
400A~2500A  スパイラル
~4000A  板巻き
主な特徴と用途 (1)静水頭100m以下の水道供給管に主として使用されますが水道以外にも、工業用水、農業用水等にも使用されます。
(2)種類は強度レベルで290、370、400の3種類があり、290はSGPを、また370はSTPG370を原管として300A以下で規定され、400はSTPY相当品を原管として350A以上で規定されています。
(3)鋼管の内外面に、アスファルト(JIS G 3491による)あるいはコールタールエナメル(JIS G 3492による)を塗覆装したものです。

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・水道用亜鉛めっき鋼管

規格(種類の記号) JIS G 3442 SGPW
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
25A~300A  電気抵抗溶接
15A~100A  鍛 接
主な特徴と用途 (1)配管用炭素鋼鋼管(SGP)を原管とし、亜鉛めっきを施したものです。
(2)亜鉛の付着量は配管用炭素鋼鋼管(SGP)の白管より多く 平均値で600gr/m2以上、 最小値で550gr/m2以上となっています。
(3)静水頭100m以下の水道供給管に主として使用されますが水道以外にも空調、消火、排水、工業用水等に幅広く使用されます。

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・モルタルライニング鋼管

規格(種類の記号)  
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
~2500A  スパイラル
~4000A  板巻き
主な特徴と用途 (1)JIS G 3443 水輸送用塗覆装鋼管あるいはPLP鋼管の内面にセメントモルタルをライニングしたものです。
(2)ライニングは日本水道協会規格あるいは日本水道鋼管協会規格によって行われます。

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・配管用鋼管

規格(種類の記号) ASTM
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
13/8~24(in)  電気抵抗溶接 継目無
16~56(in)  UOE
主な特徴と用途 (1)米国材料試験協会(American Society for Testing and Materials) の規格ですが、国内でも間接輸出を中心に一部使用されています。
(2)A 53(JIS SGP相当)、A 153(JIS STPG相当)A 106(JIS STPT相当)、A 106(JIS STPY相当)等が制定されています。

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・ラインパイプ

規格(種類の記号) API  5L
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
13/8~24(in)  電気抵抗溶接 継目無
16~56(in)  UOE
主な特徴と用途 (1)米国石油協会(American Petroleum Institute)の規格ですが国内でも間接輸出を中心に石油・ガス関係の配管で一部使用されています。
(2)種類は強度レベルで、A、B、X42、X46、X52、X56、X60、X65、X70、X80のシリーズがあります。

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・機械構造用炭素鋼鋼管

規格(種類の記号) JIS G 3445  STKM
製造可能範囲(呼び径)
製造法(原管)
 
製造法(原管) 継目無 電気抵抗溶接 鍛接
主な特徴と用途 (1)機械航空機、自動車、自転車などの構造体および部品として使用するもので代表的な用途としてロール、油圧シリンダー、アクスルチューブ、プロペラシャフト、エキゾースト、ステアリングシステム、クロスメンバー、ベアリングバックメタルなどがあります。
(2)製法によりA、B、Cの区分があり、Aは熱間仕上および焼なまし状態、Bは若干の加工硬化の残ったもの、Cは冷間加工による加工硬化を積極的に利用したものである。

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